継続できる環境を作ろう!学び直しサブスクの賢い選び方
自分の学習目的(資格取得・スキルアップ・教養)を明確にする
数あるオンライン学習サブスクの中から、自分にぴったりのサービスを選ぶためにまずやるべきことは、「自分が何のために学び直したいのか」という目的をはっきりとさせることです。
学習サービスにはそれぞれ得意なジャンルがあります。例えば、IT業界への転職や副業を目指して実践的なプログラミングやWebデザインを身につけたいのであれば、テクノロジー系に特化した専門的なプラットフォームを選ぶべきです。一方で、TOEICの高得点や簿記、宅建などの具体的な「資格取得」を目指している場合は、資格試験の対策に特化したカリキュラムが組まれているサービスが最適です。また、特定のスキルというよりは、ビジネスマンとしての幅広い教養や思考法、マネジメント論などを広く浅くインプットしたい場合は、ビジネス動画が豊富に揃った定額サービスが良いでしょう。自分の目的とサービスの強みが合致していないと、せっかく登録してもすぐに見るものがなくなってしまうため、事前のリサーチが重要です。
動画の視聴しやすさとアプリの使い勝手を確認する
毎日のように利用することになる学習サービスだからこそ、スマートフォンアプリやWebブラウザでの「使い勝手(ユーザーインターフェース)」は、学習の継続率を大きく左右する重要なポイントになります。
特に確認しておきたいのが、動画プレーヤーの機能です。忙しい大人は限られた時間で効率よくインプットする必要があるため、「1.5倍速や2倍速といった倍速再生機能」がスムーズに使えるかは必ずチェックしましょう。また、外出先や通勤電車の中で通信量(ギガ)を気にせずに動画を見るための「事前ダウンロード機能(オフライン再生)」が備わっているかも重要です。さらに、動画を見ながら気になった箇所にデジタルでしおりを挟める機能や、講義で使われているスライド資料(PDFなど)をダウンロードして後から見返せる仕組みが整っているサービスを選ぶと、復習の効率が格段に上がります。
無料体験期間を活用して講師や講座の質をチェックする
多くのオンライン学習サブスクでは、初めて利用するユーザーに向けた「初回無料トライアル期間(1週間〜1ヶ月程度)」が用意されています。初心者は、本契約の前に必ずこの無料体験を活用して、自分とサービスとの相性を徹底的に見極めましょう。
無料期間中に確認すべきなのは、単に動画の本数だけでなく「講師の説明が自分にとって分かりやすいか」「声のトーンや話すスピードが耳に心地よいか」といった感覚的な部分です。学習動画は長時間視聴するものなので、講師との相性が悪いと内容が頭に入ってきません。また、講義動画が数年前の古い情報で止まっていないか、最新のトレンドや情報に合わせて定期的に新しい講座が追加・更新されているかどうかも、そのサービスが信頼できるかどうかのバロメーターとなります。もし「自分には合わない」と感じた場合は、無料期間内に解約手続きを行えば料金はかからないため、気になったサービスは積極的に試してみることをおすすめします。
【第3ブロック】
三日坊主を防ぐ!大人ならではの学習継続とサブスク活用術
1日15分からでOK!学習を日常のルーティンに組み込む
大人の学び直しにおいて最大の壁となるのが、「継続すること」です。仕事で疲れて帰宅した後に、毎日1時間も2時間も机に向かって勉強しようと意気込むと、最初の数日はできてもすぐに息切れしてしまい、結局「三日坊主」で終わってしまいます。
挫折を防ぎ、学習を長く続けるための最大のコツは、目標のハードルを極端に下げ、「1日わずか15分でもいいから必ず動画を見る」という小さな習慣を作ることです。そして、その15分を「新しく作る」のではなく、日常生活の中で既に習慣化されている行動に「セットで組み込む」のが効果的です。例えば、「毎朝の通勤電車に乗っている間だけは必ず学習アプリを開く」「お昼休みの最初の15分は動画を1本見る」「入浴中の湯船に浸かっている時間に音声を聴く」といったように、いつ・どこで学ぶかのルールを固定化してしまいましょう。これを繰り返すことで、モチベーションや気合いに頼らずとも、歯磨きをするように自然と学習を継続できるようになります。
インプットだけでなく、学んだことをアウトプットする場を作る
動画を見放題で楽しんでいると、「動画を見て満足してしまい、数日後には内容をすっかり忘れている」という状態に陥りがちです。人間の脳は、ただ情報を受け取る(インプットする)だけでは記憶に定着しにくく、外に向けて発信(アウトプット)することで初めて深く理解できるようになります。
サブスクで学んだ知識をしっかりと自分の血肉にするためには、アウトプットの場を意識的に作ることが大切です。特別なことをする必要はありません。学んだ内容の要点や気づきを、自分の言葉でノートやスマートフォンのメモ帳に3行だけ書き出してみるだけでも効果は絶大です。また、X(旧Twitter)などのSNSの専用アカウントを作り、その日に学んだことを発信して学習記録をつけるのもおすすめです。同じように大人の学び直しを頑張っている仲間とSNS上で繋がり、互いに励まし合うことで、孤独になりがちなオンライン学習のモチベーションを高く維持することができます。
忙しい時は休会やプラン変更を上手に活用する
社会人として生活していると、仕事の繁忙期や急な出張、家庭の事情などで、どうしても学習の時間を確保できない時期が訪れるものです。そんな時、「月額料金を払っているのに全然勉強できていない」と罪悪感や焦りを感じてしまい、嫌になってサービスそのものを完全に解約してしまうケースがよく見られます。
しかし、学び直しは短距離走ではなく、長期的なマラソンです。優秀なサブスクリプションサービスであれば、アカウントのデータや学習履歴を残したまま、一時的に課金をストップできる「休会制度」が用意されていることがあります。また、毎月付与されるポイント制のサービスであれば、忙しい月は一番安いプランにダウングレードしておくといった柔軟な対応も可能です。焦らず、「今は仕事に集中する時期だからお休みして、また来月から再開しよう」と割り切る心の余裕を持つことが、大人ならではの賢くストレスのないサブスク活用術と言えます。

